「ソフィー」シリーズ、今回のテーマは…ごあいさつ!
フェーズシックスは本年より、絵本の出版社としても歩んでまいります!
第二弾は「ソフィーのこんにちは!」
こんにちはって、いえるかな?
作家生活50年以上!79歳の現役作家ローズマリー・ウェルズが描く絵本の第二作目です。
今回描かれるのは、挨拶の大切さ。
お外で会う人へ「こんにちは!」、言ってみたいけど最初はちょっぴり勇気が出ない…
なんだか恥ずかしくってパパママの後ろに隠れてみたり、ささやきのような声で届かなかったり…小さい頃、そんな経験をした方もいるかもしれませんね。
そんな気持ちは、万国共通!日本でもアメリカでも、よく目にされる成長過程のようです。
こちらの「ソフィー」シリーズは、子育て中には誰もが経験するような「あるある」が描かれています。
ソフィーはママと一緒にパン屋さんにお出かけしますが、店員さんに「こんにちは」と言われても、お返事することができません。シュークリームをもらっても、「ありがとう」の言葉が出てきません。
パパとハイキングに行っておおかみバッジを渡してもらっても、もじもじ…
そこで、ソフィーは妹のジェーンや鳥さんに向かって練習をします。
ソフィーが挑む「はじめてのおつかい」。さてさて彼女はおばあちゃんへのおつかいで、元気にごあいさつできるかな…?
ぜひお子様とご一緒に、お楽しみ下さい!
さて、フェーズシックス絵本公式Twitterでも少しお話をしていましたが、前回あまり詳しくお伝えできなかった作者のウェルズ氏に関してもご紹介したいと思います。
ローズマリー・ウェルズ氏は1943年1月29日、ニューヨークで生まれました。
モンテカルロ・バレエ団の母と劇作家の父のもとに生まれた彼女は、2歳のころから大好きな絵を描き始めました。
大好きな絵本は、「ピーター・ラビット」!全世界でも有名な絵本作家ビアトリクス・ポター氏の絵に影響を受けたためか、ウェルズ氏の描く絵本は動物たちの活躍する作品が非常に多いです。
ウェルズ氏が描いた絵本「YOKO」。なんと主人公の猫、ヨーコは日本出身!
また、前回でも触れた「マックスとルビー」シリーズも彼女の代表作。Youtube「Treehouse Direct 日本語 」チャンネルでは、日本語字幕つきのアニメも公式配信中!
19歳のとき、ボストン・ミュージアム・スクールにてイラストを本格的に学びはじめた彼女はその後、出版社のアートデザイナーとして働いていました。
建築家のトーマス・ムーア・ウェルズ氏と結婚、2人の娘が生まれてから数年後の1968年。彼女は初の絵本として、著名なオペラ作家グループ「ギルバート&サリヴァン」(1836年に結成された、ウィリアム・S・ギルバート氏とアーサー・サリヴァン氏のパートナーシップ。代表作は日本ブームの頃に作られた「ミカド」等)の曲の絵本、「A Song to Sing, O!」でイラストを担当。
以降79歳の現在に至るまで、120冊超もの絵本を出版し続けている、大ベテラン作家なのです!
彼女が擬人化した動物のキャラクターを描き続ける理由。
それは大人にも子供にも受け入れやすい形で、子育てといった普遍的なテーマから社会問題まで、様々なテーマについて触れる機会を設けることができるからなのだそうです。
たとえばウェルズ氏の代表的な作品である「YOKO」は、学校給食に日本のお寿司を持ってくることで仲間はずれにされるヨーコを通して人種問題という難しいテーマに取り組み、そこから仲良くなる姿まで描かれています。いつかこちらも邦訳してみたいところです。
さて、そんなローズマリー・ウェルズ氏が描いた「ソフィーのこんにちは!」は、10月7日(金)より全国書店・Amazonにて発売開始されます。弊社出版サイトにも、紹介記事やAmazon等のリンクがございます。
日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」でも、順次情報を公開予定です。どうぞご覧ください!
既刊「ソフィーのイヤイヤき」も好評発売中です。
もし本屋さんに在庫がなくともお取り寄せいただけますので、お気軽にお近くの書店へお問い合わせくださいませ。書店・絵本専門店でのご注文は、全国にフェーズシックス出版の絵本の輪を広げるうえでも大変励みになります…!もし可能でしたら、書店でお求め頂けますと大変ありがたく存じます。
今後も様々な翻訳絵本、バイリンガル絵本も出版していく予定です。
絵本の出版社として新たな展開を開始いたしましたフェーズシックス出版を、あたたかく見守っていただけましたら幸いです。今後とも何卒宜しくお願いいたします!